梅雨空の下、今年も京都廣学館高校に美しい白百合が咲きました。
学校正面、学校のシンボル 明珠在掌の達磨大師像の足元に美しく咲くこの花の
名前は、「エラブユリ」と言います。
本校の校章のモチーフにもなっているこの花は、鹿児島県の沖永良部島(おきのえらぶじま)に咲く
テッポウユリで、原野や海岸の岸壁に気高く純白に咲いています。その球根は島の農家で栽培され、
イースターの花として世界のキリスト教国へ輸出されて、明治中頃から国際親善に役立ってきました。
学園創設者で沖永良部出身の本部 廣哲は、この花を見て、「島国で生まれ育った我々が、日本人として誇りを持って国際社会へ羽ばたけるように」との願いを込めて学園章の中心にそえました。
この校章はエラブユリをモチーフにしながらも、同時に達磨大師像の掌(てのひら)と、その手に包ま
れている明珠(すべての生徒が持つ素晴らしい可能性)を表現しています。
また、本校の校訓に示される「愛・信・敬」と、「徳・体・智」の調和のとれた生徒、育つ可能性
を秘めた生徒の姿を、白百合の花で表現しています。
開花期間が短いそうですので、学校にお立ち寄りの際はぜひご覧ください。
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京都廣学館高等学校
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